130万枚売れたTシャツ用下着、猛暑用に“ヘソ出し”版を提案 グンゼ:プロダクトInsights
グンゼは3月26日、「Tシャツ専用インナー in.T(インティー)」シリーズから、「in.T Airy half(エアリーハーフ)」(希望小売価格1650円)を発売した。ウエスト周りの生地をカットしたデザインで、真夏の暑さ対策アイテムとして訴求する。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
グンゼは3月26日、「Tシャツ専用インナー in.T(インティー)」シリーズから、「in.T Airy half(エアリーハーフ)」(希望小売価格1650円)を発売した。ウエスト周りの生地をカットしたデザインで、真夏の暑さ対策アイテムとして訴求する。
グンゼが2018年に実施した調査によると、Tシャツの下にインナーを着る人は35%だった。そこで同社は、Tシャツ着用時の「汗ジミ」「におい」「インナーがはみ出る」といった悩みに着目したインナー「in.T」を開発。2019年の発売以来売り上げは好調に推移し、2024年には累計販売数130万枚を突破した。
2024年に実施した最新の調査では、インナーを着用する男性は40%、若年層では50%以上とさらに増加傾向に。一方、着用しない人からは「エチケット対策はしたいが、もう1枚着ることで暑くなるのが心配」という声が多く寄せられたため、「in.T Airy half」を開発した。
in.T Airy halfは、Tシャツ着用時に風が通りやすいウエスト周りの生地をカットした。従来品と比べて約半分の生地量とし、体感だけでなく見た目の涼しさも追求した。
ラウンドネックのデザインを採用し、通常のインナーでははみ出てしまう首元も見えないよう工夫した。汗をかきやすい脇の前側には、大型タイプの汗取りパッドを配置した。従来品より伸縮性の高い素材を使用し、体の形状にフィットするように設計を調整。ウエストをカットし、着丈を短くしてもずり上がりにくいようにした。
カラーはクリアベージュ、ブラックの2色を用意した。全国の量販店やグンゼの直営店、GUNZE STOREなどで販売する。
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