ニュース
不快な汗がドロンする? グンゼの「アセドロン」累計85万枚を突破 「ベタつき」解消で大ヒット:SNSで話題(1/5 ページ)
グンゼが2024年3月に発売した新ブランド「アセドロン」が好調だ。発売からわずか半年で85万枚を販売するなど、物価高騰の中でも売り上げを伸ばしている。
グンゼが2024年3月に発売した新ブランド「アセドロン」が好調だ。発売からわずか半年で85万枚を販売するなど、物価高騰の中でも売り上げを伸ばしている。
背景には夏のインナーウェアに対する消費者が抱えていた不満に加え、ブランディング戦略も成功要因として挙げられる。商品企画を担当した藤本和彦さんとマーケティング担当の日和崇さんに話を聞いた。
汗の「不快感」解消に特化
アセドロンの開発は、消費者の潜在的なニーズを掘り起こすところから始まった。グンゼはこれまでも季節ごとのインナーウェアを展開してきたが、近年の猛暑日の増加など、市場環境の変化を感じ取っていた。そこで改めて消費者調査を実施したところ、予想外の結果が得られた。
調査によると、夏用インナーウェアの利用率は72.3%と高いものの、満足度は41.9%にとどまっていた。多くのブランドからさまざまな商品が展開されているにもかかわらず、消費者の満足度は予想以上に低い状況が明らかになった。
また、不快感の最大の原因が「汗」であることも判明し、衣服内の汗に関連した不快感が根本的に解決できていないという課題が見えた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ソニーの「着るエアコン」前年比2倍の売れ行き、人気の秘密は?
ソニーの充電式冷温デバイス「REON POCKET」が売れている。昨年は、発売3日で初回出荷分1万台が完売。今年のモデルはどのような特徴があるのか。
ドンキの「着るクーラー」昨対比3倍以上の売れ行き、人気の秘密は「+α」
ドン・キホーテの「冷感ウェア」が好調に推移している。どのような商品が売れているのかというと……。
ニトリの「コードレス扇風機」が人気 30店→全店で販売して、結果は?
ニトリの暑さ対策グッズとして、コードレス扇風機が売れている。5月下旬に販売したところ、気温が上昇した6月11日以降、想定の150%ペースで売れているという。
ワークマンの“ひんやりTシャツ”が人気、売れている理由は?
ワークマンが夏の新作アイテムとして発売した「高機能Tシャツ」シリーズが売れている。“冷感”や”消臭”といった機能性やデザインが異なる全6種類を展開している。同シリーズはどんな特徴があり、どんな点が支持されているのか。
しまむらのスリッパは「ありふれていた」のに、なぜ100万足を突破したのか
しまむらがPB商品として発売している「FIBER DRY(ファイバードライ)さらっとドライスリッパ」が、100万足の販売を達成した。発売直後は泣かず飛ばずだったのに、なぜ好調なのか。

