コラム
なぜ「ブタカフェ」が増えているのか? 小さなブタが生み出した意外な収益モデル:週末に「へえ」な話(1/4 ページ)
「ブタカフェ」がじわじわ広がりつつある。店内には20匹ほどが歩き回っているわけだが、なぜ人気を集めているのか。担当者に聞いたところ……。
ブヒブヒブヒ――。
店内に20匹ほどのブタがトコトコと歩き回り、記者に近づいて、膝の上でくつろぐ。しばらくすると、すやすやと気持ちよさそうに眠り始める(ZZZ)。
ネコが自由に過ごせる「ネコカフェ」はすっかり定着しているが、ここ数年、小さなブタがあふれかえるカフェがじわじわ増えていることをご存じだろうか。
例えば、Hooome社(東京都港区)が運営するブタカフェ「mipig cafe(マイピッグカフェ)」。2019年、東京の目黒に1号店をオープンし、現在は17店舗を運営している。都市部や郊外のショッピングセンターなどに店舗を構えているが、まだまだ認知が広がっていないブタカフェとはどんなところなのか。
店内を歩き回っているブタは、一般的に「マイクロブタ」と呼ばれているもの。名称からチワワなどの小型犬を想像する人が多いかもしれないが、大人になれば中型犬サイズ(20キロ)ほどに。寿命は10年ほどで、犬や猫と同じくらい。トイレの場所をすぐに覚えるので、英国や米国などでペットとして飼う人が増えているようだ。
カフェの店舗面積は30坪前後で、1店舗に20〜25匹のマイクロブタが過ごしている。利用料金は25分で2000円前後(店舗によって異なる)、これまでに150万人以上が訪れているそうだ。
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