求職者が「オフィス環境」に求める要素は? 企業の認識とギャップも
求職者の69%が企業選びにおいてオフィス環境を重視し、83%がオフィス環境が魅力的であれば志望度が上がると回答した――。こうした結果が、ツナグ働き方研究所(東京都中央区)の調査で分かった。求職者はオフィス環境に何を求めているのか。
求職者の69%が企業選びにおいてオフィス環境を重視し、83%がオフィス環境が魅力的であれば志望度が上がると回答した――。こうした結果が、ツナグ働き方研究所(東京都中央区)の調査で分かった。求職者はオフィス環境に何を求めているのか。
企業と求職者の認識にギャップ
オフィス環境が魅力的であることが、採用の競争優位を決める一つのファクターであるといえるが、企業と求職者の認識にギャップがあることも分かった。
オフィス環境を重視する企業は54%だったのに対し、求職者は69%と、15ポイントの差があった。従業員1000人以上の企業では62%がオフィス環境を重視しているのに対し、100人未満の企業では44%と、企業規模によって意識の差があることが分かった。
求職者がオフィス環境に求める要素とは?
オフィス環境において、求職者の50%以上が「利便性」や「個人スペースの確保」を重視しており、「リフレッシュスペース」や「オープンな空間」など、多様な価値観の中で働きやすい環境が求められていることが分かった。
オフィス環境の中で重視している点は、求職者と企業の間でギャップが見られた。ツナグ働き方研究所は「超売り手市場である現在は、求職者側が重要視している『利便性と個人スペースの確保』を実現することが、採用力の強化につながる」とコメントしている。
調査は2024年12月27日〜2025年1月20日にインターネットで実施。就職活動をする25年卒、26年卒の学生1000人、転職活動をする20〜40代の社会人計1500人、採用活動(新卒・中途)を行っている企業500社を対象にアンケート形式で行った。
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