ニュース
「万博ガンダム」の勇姿、夢物語ではない? 最新技術が見せる説得力(2/4 ページ)
大阪・関西万博が開幕した。バンダイナムコHDが手掛ける「ガンダムパビリオン」は、どのような内容なのか。取材したところ……。
最新技術で実現するバーチャル宇宙旅行
エントランスでは、GOICの活動を紹介するほか、プラズマ技術で窒素肥料をつくるという設定のもと、「ビームサーベル」(モビルスーツ用の近接戦闘武器)が農業に使われていることも紹介されている。こうした展示を通じて、テーマのひとつである「まだ実現していない科学技術」による未来の姿を来場者に印象付けている。
スタージャブローへ高速移動する軌道エレベーターの床面には、ソニーの触覚提示技術であるハプティクスにより全身に感触を届ける「Haptic Floor」を設置し、移動中の振動を再現。窓に映る映像は、大阪から宇宙へ移行していく様子を表現した。
スタージャブロー内へ移動すると、モビルスーツがスペースデブリ(人工物や残骸などの宇宙ゴミ)を処理する様子を観察できるようになっている。
体験のハイライトは、暴走デブリから現れたガンダムシリーズに登場する兵器「ジオング」(MSN-X17 ジオング タイプMA)との戦闘だ。
ジオングがジャブロー周辺で作業する「ザク」(モビルスーツの一種で、量産型の主力機体)を破壊し始め、ツアー参加者は緊急退避ポッドへの移動を促される。ピンチを迎える中、グラスフェザーという装備を付けた「ガンダム」が現れ、来場者を守ろうと奮闘する──というのが今回のストーリーだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
殻を捨てた「ザク」が、20万個以上売れている秘密
バンダイが発売しているガシャポン「ザク」が売れている。機動戦士ガンダムシリーズに登場するザクの頭部を再現したものだが、最大の特徴はサイズ。カプセルよりも大きいこのアイテムはどのように開発したのか。担当者に聞いた。
最後に出なかった「ガンダム」は、どのようにして殻を破ったのか
ファンにとっては、たまらない商品が登場した。カプセルトイの商品「ガンダムヘッド」である。機動戦士ガンダムに登場する「ガンダム」の頭部を再現したもので、関係者からは「かなり売れるのでは」といった声も。開発を担当したバンダイの長谷川淳さんに、話を聞いたところ、最後にとんでもないことが……。
日本のアニメは海外で大人気なのに、なぜ邦画やドラマはパッとしないのか
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が米国でもヒットしている。このほかにも日本のアニメ・マンガは海外市場で勝負できているのに、なぜ邦画やドラマはパッとしないのか。その背景に、構造的な問題があって……。




