「完全テレワーク」か「完全出社」、どちらか選ぶなら？ 社会人1、2年目に聞いた
テレワークが社会に一定程度定着した現在、社会人1〜2年目の若手社員は、「完全テレワーク」と「完全出社」を選ぶとしたら、どちらを選ぶのか――。ソニー生命保険が「社会人1年目と2年目の意識調査」を実施。30歳時点の目標年収や、出世意欲などについても聞いた。
テレワークが社会に一定程度定着した現在、社会人1〜2年目の若手社員は、「完全テレワーク」と「完全出社」を選ぶとしたら、どちらを選ぶのか――。ソニー生命保険が「社会人1年目と2年目の意識調査」を実施。30歳時点の目標年収や、出世意欲などについても聞いた。
「完全出社」か「完全テレワーク」 いずれか選ぶなら？
「完全出社」か「完全テレワーク」か、いずれか一方の働き方を選ぶとした場合、「完全出社」を選ぶ人は60.3％、「完全テレワーク」とした人は39.7％となった。
「完全出社」と回答した人の割合を男女別に見ると、男性は65.4％と、女性の55.2％を10ポイント以上上回った。また「完全出社」を選んだ人の割合は、前年の調査結果と比較して8.4ポイント上昇。出社志向が強まっている傾向がうかがえる。
30歳時点の目標年収
30歳時点の目標年収について、社会人1年目で最も多かったのは「500万〜600万円未満」で29.2％に上った。「300万〜400万円未満」（14.8％）、「400万〜500万円未満」（13.8％）、「1000万円以上」（12.8％）と回答が分かれ、平均は726万円となった。
社会人2年目では「500万〜600万円未満」が最多で22.6％を占めた。「300万〜400万円未満」（16.0％）、「400万〜500万円未満」（15.0％）、「200万円未満」（12.0％）、「1000万円以上」（13.6％）と続き、平均は700万円であった。目標年収は、社会人2年目に比べて社会人1年目の方が26万円高い結果となった。
社会人2年目の目標年収を男女別に見ると、男性の平均は857万円、女性は543万円となった。前年の調査結果と比較すると、男性は152万円の増加、女性は45万円の減少となった。
また、2017年の調査結果と比較したところ、全体では264万円の増加、男性は372万円の増加、女性は155万円の増加といずれも大幅な上昇が見られた。
「出世したい」54.5％
将来「出世したい」とした人は54.5％に達した。年次別で見ると「出世したい」とした社会人1年目は58.8％、社会人2年目は50.2％となった。出世を望む人のうち「部長」までの出世を希望する人は20.5％に上った。そのほか「課長」「役員」はそれぞれ13.3％、「社長」は7.4％だった。
男女・年次別に見ると、社会人1年目の男性で「出世したい」とした人は71.2％と7割を超えた一方、社会人2年目の女性では36.8％にとどまり、4割を下回る結果となった。
出世したいと思わない理由は「責任が増える」が最も多く33.2％。「ストレスを抱えたくない」（32.7％）、「自分には向いていない」（30.8％）と続いた。
調査は2月28日〜3月10日にインターネットで実施。2025年4月から働き始めた社会人1年目、就職してから1年が経つ社会人2年目の20〜29歳の男女を対象とした。有効サンプルは1000人。
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