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20代会社員の6割「現在の職場を退職したい」 それでも踏み切れない理由は?
終身雇用の概念が薄れ、副業やフリーランス、ジョブ型雇用の広がりなど、働き方の選択肢が増える中で、「このまま今の会社で働き続けてよいのか?」と悩む若手は少なくない。退職代行サービスを提供するWandering Seagull(新潟市)は、20代会社員の退職意向と退職に向けた行動について調査した。
終身雇用の概念が薄れ、副業やフリーランス、ジョブ型雇用の広がりなど、働き方の選択肢が増える中で、「このまま今の会社で働き続けてよいのか?」と悩む若手は少なくない。退職代行サービスを提供するWandering Seagull(新潟市)は、20代会社員の退職意向と退職に向けた行動について調査した。
「現在の職場を退職したい」と感じることはどのくらいあるか尋ねたところ、「時々ある」は35.3%、「よくある」は24.8%となった。合わせて約6割が「現在の職場を退職したい」と感じることがあると分かった。
約6割が「現在の職場を退職したい」 踏み切れない理由は?
現在の職場を退職したいと感じる理由1位は「給与に不満がある」(31.5%)だった。その他「職場の雰囲気や働き方が合わない」(15.2%)、「人間関係がつらい」(14.3%)と言った声が寄せられた。
現在の職場を退職したいと感じることがある人は、退職に向けて何か行動をしているのか。「いいえ」が59.7%、「はい」が40.3%という結果に。行動していない理由として、「辞めたあとの生活費に不安がある」(39.6%)、「転職後の環境が今より悪くなるかもしれない不安がある」(39.1%)が上位を占めた。
調査は3月21〜24日、20代会社員の男女549人にインターネットで実施した。
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