2015年7月27日以前の記事
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「やあ、自分は元気ですか?」25年後の自分と対面 万博が描く“予測医療”の未来像(4/4 ページ)

大阪・関西万博では、わずか5分で「健康スコア」が分かる体験型コンテンツが登場している。AIやバイタルデータを活用し、“25年後の自分”に出会うなど、次世代ヘルスケアの可能性を実感できる内容となっている。

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パビリオンが健康意識向上のきっかけに

 経済産業省によると、日本国内のヘルスケア市場は2020年時点で25兆円規模となっており、2050年には77兆円程度の市場規模に達すると推計されている。一方で、社会保障給付費は年々増加しており、2024年は137.8兆円(対GDP比22.4%)となった。高齢化に伴い、今後も増加が見込まれている。

 増大する社会保障費への懸念が高まるなか、医療費や介護費の抑制につながる可能性があるとして、予防医療推進の動きも活発だ。健康なうちから生活習慣に気を配り、病気を予防することは、健康寿命を延ばし、医療費の削減にもつながると期待されている。

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ヘルスケア市場は今後も成長していく見通しだ

 今回の万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとしている。大阪ヘルスケアパビリオンでは、訪れた人々が「いのち」や「健康」、近未来の暮らしを感じられる展示と体験を通じて、来場者が新たな行動につながることを目指す。

 人は大きな病気やケガをしない限り、健康に対して無自覚なことが多いが、カラダ測定ポッドのように簡単に自身の健康スコアを可視化できれば、意識を少しは変えられるかもしれない。体の状態について知ることは、予防への第一歩だ。

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JRの大阪駅にある「カラダ測定ポッドStation版」

 大阪ヘルスケアパビリオンでは、現在の健康状態を知り、25年後の自分と対面し、ミライのヘルスケアや都市生活を体験できるブースをめぐることで、新たな自分へと生まれ変わるきっかけを提供する。

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