2015年7月27日以前の記事
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「やあ、自分は元気ですか?」25年後の自分と対面 万博が描く“予測医療”の未来像(3/4 ページ)

大阪・関西万博では、わずか5分で「健康スコア」が分かる体験型コンテンツが登場している。AIやバイタルデータを活用し、“25年後の自分”に出会うなど、次世代ヘルスケアの可能性を実感できる内容となっている。

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さまざまな企業が考える「ミライのヘルスケア」を体験

 さまざまな企業が栄養と体に関する「ミライのヘルスケア」体験を提供するゾーンは2つのエリアに分かれ、合計で12のブースがある。

 「パーソナルフードスタンド」では、来場者のカラダの状態に合わせて、パーソナルアドバイスができるAIが「なりたいミライ」に必要な栄養や食材、レシピを提案。来場者には「ヘルスケアベンダーマシン」を通じて、パーソナルフードのサンプルを提供している。

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パーソナルフードを提案してくれる
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筆者は「ビフィズス菌」サブリを持ち帰った

 椿本チエインが出展する「カラダ拡張スーツ」では、ロボットスーツを装着することですることで、空中の移動や、重いものを持ち上げられるミライをイメージできるVR体験を提供している。このほか、江崎グリコの「細胞ケア研究所」、ロート製薬の「アイケアステーション」、二プロの「次世代を創る医療技術」など、近未来のヘルスケアサービスが並んでいる。

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空を飛ぶ感覚をVRゲームで味わえる体験コーナー

 ミライの都市エリアでは、「家庭で作る霜降り肉」のコーナーでミートメーカーで作った培養肉を展示している。ミライの暮らしをイメージさせるコンテンツに加えて、没入型の「人生ゲーム REBORN in 2050」も設置するなど、大阪ヘルスケアパビリオン全体で見ても豊富なコンテンツを用意している。

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本物の培養肉も展示

 余談だが、大阪在住の筆者は開幕前に実施された「テストラン」(実際に来場者を入れて会場の運営を試験的に行うこと)にも参加しており、大阪ヘルスケアパビリオンを訪れるつもりだったが、予約が取れず断念した。ここからも同パビリオンへの注目度の高さがうかがえる。

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