2015年7月27日以前の記事
検索
連載

大阪・関西万博、ちょっとさびしい「セブン」、エンタメ要素満載のくら寿司……各チェーンの施策に「格差」あり?長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/5 ページ)

開幕すると、事前の悪評を覆しながらさまざまなグルメが話題になっている「大阪・関西万博」。各チェーンの施策を見ていく。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

著者プロフィール

長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)

兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。


 4月13日に「大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)」が開幕。大阪市の夢洲で、10月13日まで開催する。

 万博の認知に貢献しているのが、飲食チェーンやコンビニなどの万博応援企画だ。例えば、くら寿司では世界約70の国と地域の料理を提供している。ハンバーガーチェーンの「ウェンディーズ・ファーストキッチン」はたこ焼きバーガー、「ロッテリア」はお好み焼きバーガーを販売するなど、大阪グルメと融合した新しいバーガーを提案。万博開催地、大阪にスポットを当てている。


くら寿司 大阪・関西万博店(出所:プレスリリース、以下同)

 「セブン-イレブン」では、「世界ごはん万博」なる、各国のグルメを商品化した企画を行っている。白鶴酒造では、万博のキャラクター「ミャクミャク」をデザインした、限定パッケージの大吟醸酒を発売した。

 大阪・関西万博の前評判は芳しくなく、実際に「並ばない万博」を標ぼうしているにもかかわらず、各所で長蛇の列ができるなど、運営の不備が目立つ。アプリを使った予約も操作しにくいと評判が良くない。5月に入っても完成していないパビリオンがある。

 しかし、開幕に向けて準備を進めてきた各パビリオンの力が入った展示内容が明らかになるにつれて、さんざんけなされていた悪評が覆されてきている。

 ぴあは5月1日、公式ライセンス商品のガイドブック『大阪・関西万博ぴあ』が、50万部を突破するベストセラーになっていると発表した。この勢いだと、100万部は軽く突破するのではないか。

 今のところ、報道が多い地元の関西地区を中心に、関心が高まっているようだ。ゴールデンウイークに入り、入場者は明らかに増加している。関東以北では、まだ行った人が少なく関心が薄いままだが、夏休み以降には盛り上がってくる可能性が高い。

 外食、コンビニなどの万博応援企画を紹介する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       | 次のページへ
ページトップに戻る