報酬アップへの行動1位は? ビジネスパーソンの「収入と不安」実態:Hajimari調べ(2/2 ページ)
20〜50代のビジネスパーソン794人を対象に実施した「収入に関する実態調査」。結果は?
報酬アップのための取り組みは?
報酬アップのための取り組みをしているかについては、「何も行っていない」と回答した人が最も多く、会社員は29.16%、フリーランスは24.30%だった。その後はフリーランスでは「経費の見直し・削減」、「株式・不動産・積立NISAなどの投資」が続いた。全体的にスキルアップや報酬単価の向上を目指して自己研さんをしたり、将来へ投資したりする姿勢がうかがえる。
会社員では「株式・不動産・積立NISAなどの投資」「iDeCoやふるさと納税などの節税対策」への関心が高く、昇進や副業による収入アップを目指す傾向が見られた。
給与や報酬の引き上げ交渉については、会社員・フリーランスともに「交渉したいと思ったことはない」と回答した人が最多となっている。
一方で、「交渉したことがある」と回答した人は、フリーランスでは約26%、会社員では約18%にとどまり、多くのビジネスパーソンが賃上げに積極的とはいえない実態が浮き彫りになった。
交渉成功経験者の年収の増加額については、会社員は「5万円〜10万円未満」「10万円〜20万円未満」の年収アップが同数で最多に。「1万円未満」「1万円〜3万円未満」が続いた。
一方、フリーランスでは「1万〜3万円未満」が最多。30万円以上の増加を実現した人は会社員を上回っていた。中には100万円以上の大幅な増加を達成したケースも。フリーランスは、リスキリングや新技術の習得などによって自身の市場価値を高め、新規案件の単価交渉ができる可能性がうかがえる。
調査は、20〜50代のビジネスパーソン794人(会社員400人、フリーランス394人)を対象にインターネットで実施した。調査時期は2025年3月。
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