SNS運用コンサルティングを行うテテマーチ(東京都目黒区)は、「推し活」がZ世代の金銭感覚や情報行動にどのように影響するのか調査した。推し活に使う時間は最多で「週5時間未満」が63.1%、使うお金は「月1000円未満」が44.0%という結果となった。
1カ月に推し活に使う金額は「1000円未満」が44.0%で最多となり、「1000〜3000円未満」が20.3%、「3000〜5000円未満」が13.4%となった。
テテマーチは「推し活はハマると散財する、といったイメージとは異なり、時間とお金の消費の仕方は多様化してきている」と分析した。
お金の使い道は
推し活におけるお金の使い道について、「惜しみなくお金を使っている活動」として最も多かったのは「イベントに参加する」(40.9%)だった。以降は「公式グッズを買う」(17.4%)、「CD・DVDを買う」(16.3%)が続いた。
推し活の情報収集はどうしているか
推し活の情報収集手段は、全体の86.0%がSNSを活用していた。ヘビー層(週に10時間以上、かつ月に1万円以上推し活に費やす人)は「X」(95.5%)の利用率が特に高く、「Instagram」(77.3%)、「YouTube」(54.5%)、「TikTok」(45.5%)などの複数のSNSを併用する傾向が見られた。
調査は全国の現役大学生・大学院生(大学1年生〜大学院2年生)のうち、「推し」がいると回答した人を対象に、インターネットで行った。調査期間は3月12〜13日、有効回答数は350人(男性109人、女性241人)。
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