コラム
ファミマはなぜ「服」を売るのか? コンビニ戦争で際立つ“ライフスタイル戦略”(1/6 ページ)
ファミマが衣料販売に力を入れている理由は何なのか。マーケティングの視点から、その戦略を読み解く。
著者プロフィール:金森努(かなもり・つとむ)
有限会社金森マーケティング事務所 マーケティングコンサルタント・講師
金沢工業大学KIT虎ノ門大学院、グロービス経営大学院大学の客員准教授を歴任。
2005年より青山学院大学経済学部非常勤講師。
「昼休みにコンビニにコーヒーを買いに行ったはずが、気付けばTシャツも手に取っていた」――ファミリーマート(以下、ファミマ)のコンビニエンスウエアが全国展開された2021年春以降、SNSにはそんな体験談が散見された。
“急場しのぎ”の域を出なかったコンビニ衣料。ファミマはそれを“普段着”へ押し上げ、「コンビニで服を買う」という新習慣を創出しつつある。
なぜ、ファミマは服を売るのか。そして、そこにはどんな狙いがあるのか。本稿では、ファミマにおける衣料販売の戦略について、マーケティングの視点から考察したい。
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