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隣の同僚が億万長者に? 知られざる「いつの間にか富裕層」の実態火曜日に「へえ」な話(2/4 ページ)

かつて「一生分の大金」とされた1億円。だが今では、一般の会社員でも資産1億円を超える「いつの間にか富裕層」になるケースが増えている。野村総合研究所の調査から見えてきた、“元庶民”たちの新たな富の姿とは――。

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「元庶民→富裕層の予備軍」の人たち

 この2年で“富裕層の予備軍”ともいえる人たちが急増しているわけだが、彼ら・彼女らにはどのような特徴があるのだろうか。野村総研が調査を行ったところ、年齢は40代後半から50代が多く、職業は一般の会社員が目立つという。

 従来のお金持ちといえば、会社のオーナーだったり、開業医や弁護士であったり、土地をたくさん所有していたり。そういった人たちが多かったわけだが、ここ数年で状況は大きく変化しているようだ。

 株式の長期投資、従業員の持株会、NISAなど、投資をコツコツ続けてきた、いわば“元庶民”である。「元庶民→富裕層の予備軍」といった具合に、「人生ゲーム」でいえば着実にゴールに近づいている人たちを、野村総研は「いつの間にか富裕層」と呼んでいる。


純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数

純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数の推移(2005〜23年)

 いつの間にか富裕層の特徴は、会社員として「これまでと変わらない生活スタイル」を送っている点にある。会社に出勤して、決められた業務をこなしていく。給与が支給されて、そこから自分の小遣いを手にする。富裕層の予備軍だからといって、散財しているわけでもないようだ。

 また、これまでの富裕層と比べると、金融知識が十分とはいえず、商品の特性やリスクに対する理解もやや乏しい傾向がある。以前に購入した株式を長期に保有して、給与から持株会の積立金が天引きされて、NISAを積み立てる。

 金融口座を頻繁にチェックしていないので、自分の資産はどのくらいあるのか。よく分からないまま、「いつの間にか富裕層」になっている、といった傾向があるようだ。

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