調査リポート
「AI選考」より人による評価を重視 Z世代の就活意識とは?:BaseMe調べ(2/2 ページ)
約6割の就活生が「合否判断はAIにしてほしくない」と感じている。大学生・大学院生300人を対象に実施した「Z世代就活生調査」で分かった。
意味があると感じる就活プロセス
就活プロセスに対しては、特に「インターンシップ」(147人)、「合同企業説明会」(115人)、「自己分析」(115人)などに意義を感じる学生が多かった。
一方、「グループディスカッション」(51人)や「集団面接」(49人)を「意味がない」と感じる学生も一定数いた。一方「全て意味がある」(110人)と考える学生も多い。
就活で負担に感じることについては、「自己分析・自己PRの作成」(111人)が最も多く、「面接の準備・練習」(99人)、「エントリーシートの作成・提出」(96人)が続いた。就活プロセスに関する調査で自己分析の重要性を認めつつも、自分と向き合うことへの大変さを感じる就活生特有のジレンマもあるようだ。
就活の悩みや不安の相談相手については、「親・家族」(147人)、「友人と大学の友人」(140人)が他との差を大きく広げて上位に入った。一方、「AI(ChatGPTなど)」(18人)や「SNSやオンラインコミュニティ」(10人)などのデジタルツールを活用する人は少数となっている。
調査時期は2025年4月。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
AI競争は「Googleの圧勝」で終わるのか? Gemini 2.5 Proの衝撃
米国のテック系人気ユーチューバーの何人かが、こぞって「AI開発競争はGoogleが勝利した」という見出しの動画をアップしている。これでGoogleの勝利が決定したのかどうか分からないが、少なくともOpenAIの首位独走の時代は終わったのかもしれない。
28歳エンジニアがリーダー “爆速”で作った「AIワークフロー」がスゴイ
SaaSの開発・販売を手掛けるサイオステクノロジーは、ワークフローシステム「Gluegent Flow」で、生成AIを活用したユーザーアシスト機能をリリースした。開発に携わったプロダクトマネージャと、発案者としてプロジェクトリーダーを務めた28歳エンジニアに舞台裏を聞いた。
『スマブラ』『カービィ』生みの親に聞く ヒット作を生み出し続けるマネジメント
『星のカービィ』『大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)』の「生みの親」、ゲームクリエイターの桜井政博さんに、ゲーム作りにおけるノウハウや、ヒット作を生み出し続けるマネジメントについて聞いた。
ソニー平井元CEOが語る「リーダーの心得5カ条」 若くして昇進した人は要注意
ソニーグループを再生させた平井一夫元社長兼CEOが自ら実践し、体験を通じて会得したビジネスリーダーに必要な要件とは?
「NECのイベント」に富士通社員も登壇 オープンイノベーションに本腰を入れたワケ
NECが、オープンイノベーションに本腰を入れている。NEC Open Innovation Nightには富士通の社員も登壇。同社の取り組みの真意に迫る。
シャオミ「リアル店舗」に注力 副社長が明かすイオンモール川口出店のワケ
小米技術日本(シャオミ・ジャパン)は4月5日、国内2店舗目となる直営店「Xiaomi Store イオンモール川口店」をグランドオープンした。3月にはイオンモール浦和美園店にも同様にXiaomi Storeを開店させるなど、出店を加速している。その狙いは何か。同社の取締役副社長鄭彦(テイ・ゲン)氏に聞いた。
就活生の注目企業 3位「Sky」、2位「アクセンチュア」、1位は?
大企業を中心に初任給を大幅に引き上げるニュースが相次ぐ中、2026年卒の就活生はどんな企業に注目しているのか? OpenWork(東京都渋谷区)が調査結果を発表した。



