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給料満足度は「年収1000万円」で頭打ち? “リテラシー”有無で差も(1/2 ページ)

三井住友トラスト・資産のミライ研究所の調査によると、報酬に「満足」と答えた人は21.6%にとどまった。年収や金融リテラシー、ライフプランの有無が満足度に影響し、職場での金融教育経験も満足度を高める要因となっている。

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 会社の報酬に満足している人は、どのくらいいるのか。三井住友トラスト・資産のミライ研究所の調査によると、報酬水準に「満足している」と答えた人は21.6%、「不満がある」は33.5%だった。年収と満足度は比例して上昇したが、「年収1000万円」で頭打ちとなり、それ以上は「満足」の割合は横ばいだった。

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勤務先の報酬に満足している人はどれくらいなのか(画像はイメージ、提供:写真AC)

 年代別に見ると、若年層ほど満足度が高い傾向が見られた。18〜29歳では、「満足」と答えた人が28.0%、「不満」は27.6%だった。50代までは、年代が上がるにつれて報酬への満足度が下がっていった。

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報酬水準への満足度(出所:プレスリリース、以下同)
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報酬水準への満足度(年収別)

 報酬に満足している人と不満を持つ人には、どのような違いがあるのだろうか。ライフプランを立てている人では、満足している割合が46.2%、不満がある人は24.2%だった。

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ライフプランの策定状況で満足度に違いは?

 金融リテラシーの自己評価が「高いと思う」と答えた人では、報酬に満足している割合が26.8%、不満がある割合は9.6%だった。年収700万円以上で報酬に不満がある人の約40%は、金融リテラシーの自己評価が低いという結果が出た。

 同研究所は「報酬に満足している人は、金融リテラシーを身に付け、家計管理やライフプランニングなどで自身の家計と向き合い、行動していることが想定される」とコメントした。

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金融リテラシーの自己評価で比較

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