コラム
留学費用が高騰する中で見つけた、外貨で月20万円稼ぐ“日本語輸出”の働き方(2/5 ページ)
長引く円安は、欧米への留学を目指す大学生にとっても、大きな壁となっている。そんな中、学業と両立しながら外貨を稼ぎ、自力で留学中の生活費をまかなおうとする学生も……。
語学学習サイトPreplyで、日本語教師としてのキャリアをスタート
伊藤さんは、英語教師の母親のもと、幼いころから英語に触れる環境で育ってきた。「母親が言っていることを理解できるようになりたい」という思いから、地元・群馬県にある小中高一貫のインターナショナルスクールに通い続け、英語力を磨いてきた。その成果もあり、英検1級、TOEIC950点を取得するまでに成長した。
自然と英語圏への留学を志すようになったが、そこで直面したのが「円安」という壁だ。奨学金を申請する予定ではあったものの、現地での生活費までをまかなうには、何かしらの収入源が必要だった。
そんな折、偶然大学の指導室で紹介されたのが、語学学習者と教師をマッチングするオンラインプラットフォーム「Preply(プリプライ)」だった。
Preplyは、世界中の学習者が、自分の予算や学習目的に合わせて教師を選び、オンラインでレッスンを受けられるサービス。比較的学習者が多い英語やスペイン語などはもちろん、ギリシャ語やセルビア語などのマイナー言語まで、さまざまな言語が対象になっている。「ネイティブから直接学びたい」というニーズの高まりを背景に、日本語を教えられる日本人教師への需要も増しているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
時給5000円、日本で外貨を稼ぐ 円安を逆手に取る“越境リモートワーク”のリアル
日本にいながらドルなどの外貨を稼ぐ働き方が広がっている。外貨獲得に必要なのは「英語力」ではなく、多くの日本人が持っているあるスキルだった。それは……。
時給7000円、日本にいながら外貨を稼ぐ 円安時代の“海外オンライン秘書”という選択
長引く円安で、日本にいながらドルなどの外貨を稼ぐ働き方が広がっている。中には海外オンライン秘書として、最高時給7000円で活躍する人も……。
“推し”を訪ねて三千里 会社を辞めたその先は? タイで見つけた新しい働き方
“推し”中心の生活にするため、会社員という安定を手放しフリーランスになり、2023年7月からバンコクで新たな生活をスタートさせた古田さん。初めての独立や仕事探しへの不安を払拭できたのも、まぎれもなく“推し”のおかげだった。
なぜ、この料理を万博で? 各国の“食”に見るブランディング戦略
万博で提供される各国グルメ。その背景にあるブランディング戦略に目を向けてみると、違ったものが見えてくる……。
