「これ、本当にわさび……?」 ドンキ、見た目が斬新すぎるおにぎりが生まれた背景
ドンキの「偏愛めし」シリーズのわさびおにぎり「目で味するゥなおにぎり鬼わさび寿司」が、その見た目からSNSを中心に注目を集めている。担当者に詳しい話を聞いた。
ドン・キホーテが展開するPB「偏愛めし」シリーズのおにぎりが好調だ。中でも、わさびを大量に使用した「目で味するゥな(めであじするぅな)おにぎり鬼わさび寿司」が、その強烈な見た目からSNSを中心に注目を集めている。広報担当者に詳しい話を聞いた。
わさびが主役のおにぎりとして、5月1日に発売。1カ月で約3万2000個販売した。酢飯にマグロのたたきを具材として入れているが、パッケージでは「食べる前からツンとくる」「サビ党歓喜!!」と、とことんわさびを強調した(編集部注:「サビ党」とは、わさび愛好家を意味する)。おにぎり自体も「わさび色」に染まっている。価格は1個160円。
開発背景について担当者は、「開発チームにわさび好きがいるんです。ネギトロをわさびたっぷりで食べたかったらしくて」と語った。
話題になっているのはその見た目。ある料理系ユーチューバーは「カビが生えているみたい」とコメント。ドンキ公式レビューサイト「マジボイス」でも、「まずカビかな…? と思ってしまうほどに見た目のインパクトがすごい」といった声が寄せられている。
こうした見た目になっている理由について担当者は、「粉わさびを使用しているため」と説明。「見た目ほど辛くはなく、ツーンとする程度」だと話した。
マジボイスでは、「予想に反して好みの味でした!」「わさび好きには堪りません」といった好意的なコメントも寄せられており、6月20日時点で全体の73%が「いいよ!」と高評価をつけている。
「鬼わさび寿司」は、2023年11月から展開している弁当・総菜ブランド「偏愛めし」シリーズの商品だ。「みんなの75点より誰かの120点」をコンセプトに、月に1〜2品のペースで、ドンキらしい個性的な新商品を投入している。
同おにぎりシリーズは5月から展開し、見るだけで味が分かることがコンセプトだ。他に「鬼チーズまみれおにぎり」「鬼紅生姜寿司」「鬼辛唐辛子おにぎり」など、1つの食材への偏愛を形にしたユニークなおにぎりを販売している。
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