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ポイント経済圏には乗らない クレディセゾン、水野社長が語る「次の成長戦略」(2/4 ページ)
クレディセゾンの水野克己社長は、キャッシュレス決済の進展で携帯電話会社なども巻き込み競争が激化する「ポイント経済圏」とは、距離を置くビジネスモデルを追求する考えを示した
アメックスのブランド力を生かす
−−富裕層向けビジネスにも注力しているが、他社との差別化は
「まずアメックスのブランド力を最大限生かすとともに、完全招待制のクレジットカードなどを作っている。マーケティングにも力を入れている。特に新富裕層といわれる方々は、他では経験できない限定的なサービスをすごく好まれる。そういう価値観を理解しながら、さまざまな戦略を進めていきたい」
−−3年連続で経済産業省の「DX銘柄」に選ばれるなどDX(デジタルトランスフォーメーション)にも力を入れている
「単に賞を取ればいいというものではないが、DXの取り組みが評価されていることはうれしい。消費者や提携先、社員の3者にメリットがあるDXを目指している。提携先や社員に使いやすく省力化につながる取り組みにより、クレジットカード発行における『ゼロ秒審査』など消費者の利便性向上にもつながっている」
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