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ロードサイドに増殖中の「コンテナホテル」 インバウンド度外視でも好調なワケ(4/4 ページ)
ホテル料金の高騰が話題になる昨今、ロードサイドで格安に泊まれる「コンテナホテル」が注目を集めている。
「ウィンウィン」の施設だが、どこまで広がるか
コンテナホテルのレビューを見ると、冬の寒さや室外機の音に対するマイナスの意見が一部あるものの、通常のビジネスホテルと比べて悪評価が多すぎるわけではない。むしろ部屋がコンテナで分離されている分、夜も騒音を気にしなくて良いなどのポジティブな意見もみられ、いずれも比較的新しいため、清潔感に関する好意的な意見もあった。他のホテルチェーンより安いながらも、同等の設備を有するためコストパフォーマンスの高さを評価する声が多い。
都市部や駅前のホテルはインバウンドの増加で高騰し、大都市圏では1泊料金が1人で2万円を超える場所も出ている。出張族が悲鳴をあげるような状態だ。車による出張者の場合、ホテルの駐車場確保に難儀する場面もある。
供給側から見れば、コンテナホテルは設置コストを大幅に下げられる。利用者と事業者双方にとって低コストが魅力であり、コンテナハウスは今後も工業地帯のロードサイドを中心に増えていきそうだ。
著者プロフィール
山口伸
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_
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