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「平均488万円」で過去最高、年収が最も高い業種は?(1/2 ページ)
マイナビ転職が発表した調査で、2025年4〜6月期の正社員平均年収は488.8万円と過去最高に。求人件数も増加傾向で、経験者募集が拡大している。
マイナビ(東京都千代田区)が運営する転職情報サイト「マイナビ転職」は、「正社員の平均初年度年収推移レポート」「正社員求人件数・応募数推移レポート」を発表した。4〜6月の正社員の平均年収は488万8000円で、前年同時期(465万8000円)から23万円増加し、過去最高を更新したことが分かった。
2025年に入ってからは、480万円台を推移しており、正社員の平均年収は堅調に推移している。
未経験求人の平均年収は446万2000円で、1〜3月平均(441万6000円)から4万6000円増加。一方、経験者求人は548万5000円で、1〜3月平均(548万4000円)からはわずか1000円の増加だった。
4〜6月の求人件数は、2023年平均比で156.8%となり、前年同時期(113.3%)に比べて43.5ポイント増加した。3カ月ごとで見ると、前回の1〜3月平均の144.5%から12.3ポイント増加し、企業の採用意欲は高水準を維持している。
募集比率は、未経験者向け求人が58.3%、経験者向け求人が41.7%。経験者求人は前回の1〜3月(未経験者60.5%、経験者39.5%)から、2.2ポイント増加しており、1〜3月以降、増加が続いている。
マイナビは「コンサルティング、金融、ITなど専門性の高い業界では即戦力人材の需要が高く、これらの業界による経験者募集の増加が、中途採用市場全体の経験者求人割合を押し上げていると考えられる」とコメントした。
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