コラム
「文具×ガチャ」またひそかに売れた、キングジム「3カ月完売」ヒットの秘密:ササる“数字”のつくり方(3/6 ページ)
カプセルトイ市場が拡大する中、文具メーカーのキングジムが人気商品をミニチュア化した「キングミニ」が話題になっている。2020年に発売すると、わずか3カ月で完売。実用性も兼ね備えた新感覚ミニ文具の秘密に迫る。
2つのアイテムをつくってみた
そして、2つのアイテムをつくってみた。1つは、キングファイルの形をした「キングファイルクリップ」(550円〜)。サイズは約60枚の書類が綴じられるMサイズと、約90枚の書類が綴じられるLサイズの2サイズを用意した。
キングファイルは、オフィスや学校などで使われている定番のファイルだ。特徴的なのは背表紙のデザインで、青・緑・赤・黄の4色の正方形が並んでいる。ミニクリップにもこの4色を取り入れており、書類やメモを色別に分類しやすくなっている。
もう1つのアイテムが「キングファイルふせん」(550円〜)である。見た目は小さなキングファイルそのもので、中にふせんが収納されている。ふせんのタイプは、「背見出しタイプ」と「インデックスタイプ」の2種類を用意した。
背見出しタイプは、キングファイルの背表紙をそのまま再現したデザインとなっている。インデックスタイプは、緑・黄・白・橙・青の5色のふせんがセットになっており、ファイルやノートに貼って分類・整理がしやすい仕様である。
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