2015年7月27日以前の記事
検索
インタビュー

ゼンリン「有人離島カード」がまさかの即完売 推しは“人口9人以下”の島?(2/5 ページ)

地図会社のゼンリンが「有人離島」をテーマにしたトレーディングカードを発売した。レア度は人口で決まり、オンライン限定のコンプリートBOXは即日完売。推し活や聖地巡礼にも発展し、離島の新たな楽しみ方として話題を呼んでいる。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

「有人離島」をテーマにした理由

 ゼンリンは、今回のカードを通じて「離島への関心を高めてほしい」という思いを込めている。カードをきっかけに島の存在を知り、どんな気候や暮らしがあるのかを想像してもらう。そんな知的好奇心を刺激することが狙いだ。

 ちなみに、同社が掲げる理想は「カードで知った島を訪れてもらうこと」だという。

photo
ホルダーに入れるとコレクションアイテムに

 日本には約1万4000の離島があるが、そのうち人が住んでいるのは304島である。この304という数は、以下のように算出している。

 まず、離島振興法の対象となっている256島に、沖縄や奄美群島、小笠原諸島などの特別措置法の対象となっている50島を加える。さらに、一般の立ち入りが制限されている硫黄島と南鳥島の2島を除いた結果、304島となる。

 今回、第1弾として70島を選定。北海道から沖縄まで全国に分布するよう配慮し、レア度のバランスも考慮して絞り込んだ。304の島を一気に発売しなかったのは、コンプリートの難易度を下げると同時に、第2弾以降の展開を視野に入れた判断でもあった。

photo
第2弾の展開も視野に

 島に住む人口の少なさをレア度に採用した理由は、人口が少なければその島に接する機会も少なくなり、文字通り「レア」な存在になるからだ。

 加えて、304島のうち人口1桁の島は約10%であり、レアカードの比率としても適切だったという理由もある。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る