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大阪に人が集まるのはなぜ? 経済が呼ぶ人口流入の構図(2/2 ページ)

総務省が6日発表した人口動態調査によると、大阪市は、転入者が転出者を上回った人数を示す「社会増加」の数が3万7907人となり、全国の市区町村で最多となった。内訳をみると、日本人は1万8004人、外国人は1万9903人で、やはりともに全国で最も多かった。

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産経新聞
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 一方、りそな総合研究所の荒木秀之主席研究員は、梅田を中心とした再開発やカジノを含む統合型リゾート施設(IR)などの大型プロジェクトの存在、中長期的なインバウンド(訪日客)市場の成長期待といった「複合的な要因が人口を(国内外から)吸引している」とみる。

 外国人の場合、熟練外国人労働者として永住可能な在留資格「特定技能2号」の対象業種が拡大され、「関西企業の外国人材雇用の機運が高まっている」とした。

 ただ日本人、外国人ともに、死亡数が出生数を上回る。荒木氏は「保育や働く女性の支援などを進め、出生数を増やすことが必要だ」と指摘。人手不足の緩和や税収増などに貢献するとした。(石橋明日佳、山口暢彦)

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