調査リポート
「出社回帰」ブームの一方で……エンジニアの「4割」が転職を検討(2/2 ページ)
エンジニアの約4割が、勤務先が出社回帰の方針を打ち出した場合は「転職を検討する」と回答ーー。そのような結果がレバテックによる調査で明らかになった。出社回帰の波が高まる中、企業はどのような働き方を提示できるだろうか。
働く上でリモートワークは「重要な条件である」とした人は約7割を占めた。ITエンジニアにとって、「リモートワークができるかどうか」は一つの重要な指標になっていることが明らかになった。
勤務先が出社回帰の方針を打ち出した場合のキャリアプランについて尋ねたところ、最も多い回答は「同じ職種での転職を考えるきっかけになる」で、全体では43.7%に上った。特に30代では、この割合が半数を超えた。
出社を検討する環境や制度については「フレックスタイム制の導入」が最も多く42.2%。以降は「通勤手当・住宅手当の増額」(41.8%)、「ランチ補助や社食の充実」(28.9%)が続いた。一方で、約6人に1人は「どのような制度・環境でも検討できない」(16.2%)と回答し、リモートワークへの強いこだわりがある人も一定数いると考えられる。
調査は7月15〜18日にインターネットで実施。ITエンジニアとして働く正社員を対象とした。有効回答数は654人。
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