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コクヨ「大人のやる気ペン」が人気 約1万円でも売れる“共感の理由”(1/5 ページ)

コクヨが発売した「大人のやる気ペン」に注目が集まっている。マクアケで約3500万円の応援購入が集まり、その後も売れている。ニッチな高額製品なのに、なぜ人気なのか。

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 コクヨが発売した「大人のやる気ペン」(希望小売価格9900円)に注目が集まっている。2019年7月に発売した子ども向けの「しゅくだいやる気ペン」(同7599円)のヒットを受けて開発。同製品は、累計販売台数が5万台を突破している(2024年2月時点)。


「大人のやる気ペン」はペンに取り付けて使用する超小型軽量ラーニングデバイスだ(コクヨ提供、以下同)

2019年7月に発売され、ヒットしている「しゅくだいやる気ペン」

 「大人のやる気ペン」は、ペンに取り付けて学習すると専用アプリで学習量を可視化。継続することで叱咤激励のメッセージが届いたり、すごろくを進めながらアバターの着せ替えができたり、同製品を使う仲間の存在を感じられたりする。こうした仕組みを通じて、日々の学習のモチベーションにつなげていく。

 2025年1月に応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で先行発売した結果、3600人以上が購入し、総額は約3500万円に達した。2025年5月には一般発売を開始。「文房具総選挙2025」(主催:GetNavi)では、大賞を受賞した。

 価格は約1万円と安くはないが、なぜこれほど人気があるのか。コクヨ イノベーションセンター やる気ペングループ グループリーダーの中井信彦氏に、開発背景や反響を取材した。

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