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上から目線で“ディスってくる”部下 トラブルを起こさないために、上司が伝えるべき言葉とは?(6/6 ページ)
秀才タイプな部下。能力が上であることを鼻にかけ、いつもディスってきます。
(d)指導・教育する
概ね、全体の折り合いがついたら、持ちかけましょう。彼の「失礼な発言」(高い給料もらってるくせに……)については、「それは、いい加減、失礼ですよ」「ちょっとムカつきますよ」「今の言葉はさすがに……」と穏やかに切り出していきましょう。
ケースが迫っていて、仕事に支障をきたしている(会社の業績にも影響を与えている)のは事実なのですから、あなた以外の複数人で対応することも視野に入れてください。
まとめ
- 伸び代のある部下には「処分」を急がず、「指導プロセスの一環として面談・注意」を続ける
- 部下をモンスター化しないように注意する
加藤京子
H・Rサポート、株式会社クレドコラ(credocara)代表
青山学院大学文学部フランス文学科卒業
日商岩井株式会社(現 双日株式会社)入社
1998年社会保険労務士資格取得、2000年独立開業〜現在 H・Rサポート(港区西新橋にて社会保険労務士事務所経営)
2004年研修講師として活動開始し、管理職選抜・昇格審査事業の一環として、部下育成の相談( 面談)を受託。年間約100日(20年間)、約20,000人対応。現在、研修講師および人材アセスメントのチーフコンサルタントとして活動中。
著書に『Z世代に嫌われる上司 嫌われない上司』(ぱる出版)がある。
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