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残業時間が月50時間→5時間に シャツメーカーが脱・タイムカードの先に見据えるもの(2/5 ページ)
紙のタイムカードによる手作業での勤怠管理に、限界を感じる企業は多い。そんな中、日本製シャツを製造・販売するメーカーズシャツ鎌倉(神奈川県鎌倉市)は、勤怠管理のデジタル化に踏み切り、業務削減を実現した。同社にデジタル化の道のりと成果について聞いた。
コロナ禍が後押ししたデジタル化への転換
転機となったのはコロナ禍だった。緊急事態宣言により本部スタッフが在宅勤務となったことで、紙ベースの勤怠管理が物理的に困難となり、デジタル化が急務となった。
導入にあたって、複数のクラウド勤怠管理システムを比較検討した。マネーフォワードを選んだ決め手について、大出氏は「現場での使いやすさを最重視した」という。「現場の混乱を避けるため、直感的に操作できるシステムを求めていました。特に店舗業務では出勤直後からお客さま対応をするため、スムーズに勤怠登録が行えるような操作性を重視しました」(大出氏)
実は、メーカーズシャツ鎌倉では2018年頃にも他社システムの導入を検討したことがあったが、うまく進まなかったことがあった。「システムの設定が複雑で、業務と並行できずに頓挫してしまいました」と大出氏は振り返る。その経験を生かし、導入時や運用時のサポート体制も重要視したそうだ。
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