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「君はむしろ他社の方が合うかもね」 採用面接で、優秀人材をあえて“突き放す”ことも必要なワケ(3/3 ページ)
優秀な人材を採用するために必要なことを、人事コンサルタントとして活躍している株式会社人材研究所の曽和利光社長に聞いた。
――面接中だけでなく、食事を一緒にしたりなど面接外での接点やアプローチも重要でしょうか?
もちろんです。ただし前提として面接官の印象が悪いと、その後のフォロー(食事や面談のオファー)も受けてもらえません。最初の面接でつまづいたら、もう挽回は難しいです。
また、面接では「自分の会社に来てほしい」という気持ちが見えすぎるのも逆効果です。ときには「君はむしろ他社の方が合うかもね」と突き放すぐらいのフラットな姿勢が、むしろ信頼を生みます。面接官があたかもキャリアコンサルタントのような姿勢で、一緒に採用候補者の将来を考えてくれる存在であることが、今の時代、優秀人材の心をつかむ鍵になります。
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