「ずとまよ」コラボで蘇る 昭和レトロな多機能CDラジカセが登場:プロダクトInsights(1/2 ページ)
ドウシシャは、音楽アーティスト「ずっと真夜中でいいのに。」とコラボレーションした多機能ラジカセ「BOOMBOX『SCR-B9(Z)』」を発表。公式ファンクラブで先行受注受付を開始した。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
家電や雑貨などを手掛けるドウシシャ(大阪市)は、音楽アーティスト「ずっと真夜中でいいのに。」(通称:ずとまよ)とコラボレーションした多機能ラジカセ「BOOMBOX『SCR-B9(Z)』」(4万6200円)を発表した。
9月15日まで公式ファンクラブ「ZUTOMAYO PREMIUM」会員限定で先行受注を受け付けており、一般向けには2026年3月頃に公式ECサイト「ZUTOMAYO MART」で台数限定販売を予定している。
昭和レトロな多機能ラジカセ
コラボ商品は、ずとまよのボーカル「ACAね」さん自身がドウシシャの多機能CDラジカセ「ORION Bluetooth機能搭載 CDステレオラジオカセット SCR-B9」(以下:CDラジカセ、4万3780円)を楽しんでいたことをきっかけに生まれたアイテム。CDラジカセは2023年10月に応援購入サイトで先行販売され、424台を販売するなど、じわじわと支持を広げている商品だ。
"内省的コズミック"をキーワードに、ラジカセ最盛期への敬意を込めたデザインに仕上げた。各所にずとまよのデザインを配置するほか、風合いのあるクリーム色とインダストリアルなグリーンでまとめた。
10W+10W総合20Wのハイパワーデジタルアンプを搭載し、13.5+3センチのコーンツイーター(振動板がコーン〈円錐〉の形状をしたスピーカー)を備えた2WAYステレオバスレフスピーカー構成を採用。低音、高音の独立音質コントロール機能や、低音を増幅する「X BASS」機能を搭載し、好みの音質変更にも対応する。
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