「渋谷のミヤシタパーク」が変わる、59面サイネージで空間を演出(1/2 ページ)
三井不動産は、東京都・渋谷区の「MIYASHITA PARK」で“体験型メディア”への進化を目的としたリニューアルを秋から実施する。
三井不動産(東京都中央区)は、東京都・渋谷区の「MIYASHITA PARK(以下、ミヤシタパーク)」で“体験型メディア”への進化を目的としたリニューアルを秋から実施する。
ミヤシタパークは、渋谷区との官民連携事業として、渋谷区立宮下公園・商業施設・ホテルが一体となった複合型の施設。商業施設部分のRAYARD MIYASHITA PARKは、ファッションブランド・飲食・カルチャーなど幅広い店舗がそろう、渋谷エリアの多様な価値観やトレンドを発信する施設としての役割を担っている。
今回のリニューアルでは、10月11日に食とエンターテインメントが融合した新区画「Park in Park」を開業するほか、施設内外に59面のデジタルサイネージを新設。これらを連動させ、コマーシャル・サービス・プラットフォーマーとして幅広く提供することにより、施設全体で新たな文化を発信する。来街者や地域の人々に、新しい情報や体験価値を提供する施設へと生まれ変わる。
食とエンタメが融合した新区画「Park in Park」を開業
南街区1階にオープンするPark in Parkは、飲食エリアとギャラリーエリアで構成され、文化や人が自由に交差する“たまり場”として開業予定。
飲食エリアは、半地下酒場など、渋谷区を中心に飲食店を複数展開している今添笑店の今井洋氏が手がける。ギャラリーエリアは、大型イベントから日常的なイベントまで幅広いイベントが開催できる空間となっている。
9月上旬には、館内に計42面のデジタルサイネージを設置。連続性のあるサイネージを設置することにより、空間全体がジャックされたかのようなインパクトを生み出す。
また、フードホール前には大型サイネージを新設し、よりダイナミックな空間を演出。加えてスピーカーの設置により、映像と音響が連動した情報発信が可能となる。さらに、それぞれのサイネージを単独稼働・連動の両方に対応することで、連続性のある映像投影や全画面での展開も可能となっている。
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