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キリンビール社長「夢への一歩」 海外売上20%へ、マレーシア新会社設立の狙いは?(1/2 ページ)

キリンビールはマレーシアに新会社「KBSEA」を設立し、東南アジア事業を強化する。海外事業に力を入れる背景、リスク回避の戦略とは?

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 キリンビールは9月25日、東南アジア市場を攻略するため、マレーシアに新会社「KIRIN BREWERY SOUTHEAST ASIA SDN.BHD.(以下、KBSEA)」を設立し、10月1日から事業を開始すると発表した。


右:キリンビール 代表取締役社長 堀口英樹氏、左:キリンビール 海外事業部長 藤嶋広介氏(編集部撮影、以下同)

 キリンビールによると、日本を含む先進国ではアルコール消費量が減少する一方、東南アジアなど新興エリアでは人口増加や経済成長に伴い、市場が拡大する見通しだという。新会社KBSEAを東南アジアにおける地域本社として設立し、現地ニーズに合わせた商品投入やマーケティングを推進する方針だ。

 「ICHIBAN」などのビール類、チューハイ「氷結」をはじめとするRTD(Ready To Drink:フタを開けてすぐにそのまま飲める飲料のこと)、国産洋酒「富士」の3カテゴリーを展開する。現地の販売代理店との関係を強化し、日本の新商品と連動した輸出体制などを整えていく。


「ICHIBAN」「氷結」「富士」などを展開

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