インタビュー
ひらがなで作る麻雀風ゲーム「ひらがじゃん」、累計4万個突破の秘密(2/4 ページ)
ひらがなの牌で言葉を作る麻雀風ゲーム「ひらがじゃん」が累計4万個を突破した。家庭、学校、老人ホームなど幅広い場で人気を集め、女性ユーザーも4割を占める知育ゲームとして注目されている。
麻雀牌を製造する工場で生産
牌バージョンの開発では、「誰でも楽しめるルール作り」と「牌の質感」にこだわった。
ルールは難しすぎても簡単すぎても楽しめないため、基本ルールを作成し、遊ぶ人に合わせて追加ルールを設けられる方式に設定。通常の麻雀と異なり役を覚える必要がなく、麻雀を知らない人でも牌を使って遊べる点が特徴だ。制限時間やテーマを加えたり、子どもと遊ぶ時は作る言葉の数を少なくするなど、調節もできる仕様とした。
牌については、麻雀牌を製造している工場に交渉し、実際の牌と同じ材質で制作した。コストの問題から文字を掘ることはできなかったが、「本物の質感を楽しめる」と好評だという。サイズは子供でも触りやすいよう少し小さめの24mm牌を採用した。
同社DtoC事業部の杉浦優輝氏は、「言葉をつくるだけという分かりやすさ」と「麻雀を知らなくても牌を使って遊べる」という2点がユーザーから評価されていると説明する。こうした工夫により、幅広い層が楽しめる商品に仕上がった。
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