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「チームラボ京都」が開業 50以上の没入型アートで、京都の駅前はどう変わる?(6/6 ページ)

京都駅から徒歩7分、住宅街の奥に国内最大級の体験型アート施設「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」が開業した。光や音、香りに包まれ、50以上の日本未発表作品を五感で楽しめる没入型空間だ。

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アートが街に集まる

 周辺には、ほかのアート施設も誕生する。2026年度冬には、体験型アートセンター「Superblue Kyoto(スーパーブルー 京都)」が開館。世界的なアーティストによる大規模な没入型作品を、定期的に入れ替えながら展示する。

 施設内には、地元の伝統工芸に加え、学生や若手アーティストの作品を展示するギャラリーも設置する予定だ。チームラボを目当てに訪れた国内外の観光客も、若手アーティストらの作品に触れる機会が生まれる。そんなエリアが形成されつつある。

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日本未発表の作品も展開する

 課題もある。アート施設の集積が観光客を呼び込む一方、地域住民の生活環境への影響は未知数だ。京都市は「地域住民との対話を通じて、生活環境の変化に対する不安を軽減する必要がある」としている。

 京都市はアートを一過性の集客装置ではなく、まちづくりの基盤として位置付けている。文化を通じて人々が交わることで、自然に新しい活動や価値が生まれ、それがまた人を呼び込む。

 暮らしと創造活動が共存するまちづくりがどうなっていくのか。チームラボの長期契約が象徴するように、その成果は10年後、20年後に見えてくる。

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