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宇都宮LRT「ライトライン」西側延伸、計画見直しの理由は?(3/3 ページ)
次世代型路面電車(LRT)「ライトライン」のJR宇都宮駅西側延伸で、宇都宮市は目標としていた2030年の運行開始時期を見直し、延期する方針を明らかにした。
【LRT西側延伸】
LRT「ライトライン」はJR宇都宮駅東側で令和5年に先行開業しており、今後、宇都宮駅から西側の中心市街地に延伸される。10年の着工を目指しており、西側区間には12カ所の停留場が設けられ、移動の所要時間は20〜22分と想定される。宇都宮市は今年5月、それまで約400億円と見積もっていた概算事業費を車両価格や労務資材費の高騰などから約700億円に引き上げた。東西合わせた平日1日当たりの利用者数は約3万1500人を見込む。
【記者の独り言】
昨年の市長選で6選を果たした佐藤市長の公約の中でも最も目を引いたのが、LRT開業時期の前倒しだった。多くの期待を集めただけに、開業時期の延期に対する市民の落胆は大きく、市長の見通しの甘さを指摘する声も聞かれた。市長を信任した市民のためにも今後、事業計画をより精査し、責任ある発言と丁寧な説明に心がけてほしい。(伊沢利幸)
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