「G-SHOCK」指輪サイズが登場、耐衝撃と20気圧防水をそのままに:プロダクトInsights
カシオ計算機は、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新製品として、歴代最小となる指輪サイズに耐衝撃構造と20気圧防水を搭載した「DWN-5600」を11月8日に発売する。
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日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
カシオ計算機(東京都渋谷区)は、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新製品として、歴代最小となる指輪サイズに耐衝撃構造と20気圧防水を搭載した「DWN-5600」を11月8日に発売する。希望小売価格は1万4300円。
DWN-5600は、ケースサイズ23.4ミリ×20ミリ×7.5ミリと通常のG-SHOCKの約10分の1のサイズながら、耐衝撃構造と20気圧防水を備えた時計。G-SHOCK初号機の角型フォルムを受けつぐ「5600」のデザインを指輪サイズに落とし込んだ。電池を含む小型部品の採用と、狭いスペースに配置する高密度実装技術により、耐衝撃構造をより小さなサイズで実現した。
ベゼルやバンドの複雑な造形を細部まで忠実に再現したほか、ボタン、美錠(びじょう)、裏ぶたには通常のG-SHOCKと同じステンレス素材を使用。フェイスには「5600」と同じ6ケタ表示のデジタル液晶を搭載した。さらに、樹脂モデル同様バンド穴式を採用し、指のサイズに応じて柔軟に対応可能な設計となっている。
機能面では、時、分、秒の表示、カレンダー、LEDバックライト、ストップウオッチ、2つの異なる時刻を同時に表示できるデュアルタイムなどを備え、コンパクトさと実用性を両立させた。
カラーはブラック、レッド、イエローの3種類。商品企画を担当した同社の小島一泰氏は「5600シリーズの初号機『DW-5600C』のモデルカラーをベースにしている。30年以上も前の資料を起こして、今回の配色に活用した。90年代からデザイナーと『腕時計をそのまま小さくして出したら面白いよね』という話をしていたことがあり、それが今回このような形で実現した」とコメントしている。
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