スティーブ・ジョブズも間違えたスピーチの順番、最初に何を話すべきか?【漫画「1分で話せ」】(2/2 ページ)
プレゼンする際には、何を最初に言うかがとても重要だ。最初のトークで好印象を抱いてもらうには、どう話したら良いのだろうか?
ジョブズも間違えたスピーチの順番
プレゼンの名手と呼ばれるスティーブ・ジョブズもスピーチの順番を間違えたことがあります。
2007年、初めてiPhoneの発表をした時のことです。
まずジョブズは「革命的な3つの商品を説明します」と言います(※)。これは聞き手の頭の中に枠組みをつくる重要なテクニックです。
「1つは、タッチスクリーンのiPod」だと言います。ここで大きな拍手と歓声が起こります。
「2番目に革命的なモバイル・フォン」だと言っています。観客は興奮して、さらに大きな拍手と歓声で会場が埋め尽くされます。ジョブズは歓声が収まるのを待って、満を持してこう言います。
「3番目に、これはインターネット・コミュニケーターとしてのブレイク・スルーだ」
しかし、YouTubeなどで公開されている動画を見ると、3番目の時の拍手は明らかに少ないのです。
おそらくジョブズにしてみれば「インターネット・コミュニケーターのブレイク・スルー」を実現することこそ重要だったため、この話を最後に持っていったのでしょうが、聴衆の理解がそこまで追い付いていなかったのだと思います。
※最終的にジョブズは、「これらは別々の3つのデバイスではなく、1つのデバイスです」と言って、「iPhone」を紹介しています。
「話し方」本としてロングセラーとなった『1分で話せ』を、マンガに!
マンガに目に通すだけでも、簡潔に話すポイントが身につきます。「話が長い」「何言っているのか分からない」と言われたことがある方から、これからビジネスパーソンになる方まで、気軽に手に取れる内容です。
会社員の経験もある清水さんならではの分かりやすい内容。読んで面白く、ねこのイラストに癒されるだけでなく、主人公のキヨシと、猫一先生のやりとりを見ているだけで、上手に話すポイントがつかめます。
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