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スポーツのミズノ、引っ越しなどワークウエアで急伸 9年で売り上げ5倍(2/4 ページ)
野球のグラブや競泳用水着などで知られる大手スポーツ用品メーカーのミズノ。工事現場や引っ越しなどの作業に欠かせない企業ユニホームの開発を進め、売り上げを急激に伸ばしている。
少子化背景に新たな展開
企業ユニホームの製造は約40年前から行っていたが、一般向けではなかった。少子高齢化を背景に事業の複線化を模索。ワーク用品の開発に動き出した。
企業からのニーズを手応えに、平成28年にワークシューズ、30年からワークウエアの販売を開始。翌年には「ワークビジネス事業部」を立ち上げて本格化した。その結果、28年度は27億7千万円だった売り上げが3年後には53億円に倍増。さらに昨年度は138億2千万円と過去最高となり、9年間で約5倍に増えた。
近年は、バリエーションが格段に増えたカタログ商品の伸び率が目立つという。直販を強化したことも、ひとつのきっかけとなったようだ。
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