「デキる部下」はなぜ潰れる? 一斉指導だけでは危険な理由:デキる上司がデキる部下を潰す(2/4 ページ)
デキる部下は自ら高いモチベーションを維持できる一方、一斉指導や過剰な期待で心身を追い込みやすい。本稿では、デキる部下とデキていない部下に応じた指導法の違いや、疲弊を防ぎながら活躍を続けさせるポイントを解説する。
部下への個別指導も可能な時代
これからの時代は日本の人口も減少に転じていくため、部下の人数が多い場合に行っていた「一斉指導」だけでなく「個別指導」も取り入れてもいいと思いますし、指導者としては指導の手数として一斉、個別の両方の指導テクニックを持っていることも大切だと思います。
例えばデキていない部下には、個別指導としてモチベーションを上げたり維持したりするコツを伝えます。一方、モチベーションを自発的に発生、維持できる部下に対しては、「モチベーションが上がり過ぎないようにするコツ」を個別指導で伝えたほうが本人のためになります。このように、デキる社員とデキていない社員とでは、指導する内容が「正反対」の事柄が数多くあります。
一昔前のような「部下がたくさんい過ぎて上司が少ない」という組織では物理的に個別指導は難しく一斉指導がメインだったと思いますが、今後は人口減少の影響で部下への個別指導も可能な時代です。
部下への指導を場面に応じて一斉指導と個別指導で使い分け、デキる部下にはデキる部下が疲弊せず活躍し続けられるために必要な指導、デキていない部下にはデキる部下に成長するために必要な指導を行うことが、会社の数字や成長を押し上げる結果につながります。なお、「うそをつかない」「不正をしない」など、道徳的観念の指導などは一斉指導でも問題ないでしょう。
一斉指導と個別指導
(1)道徳的な指導:デキる部下もデキていない部下も一緒に指導して良い。嘘をつかない、不正をしない、などの道徳観やビジネスマナーなど。
(2)実務指導:個別指導が理想。一斉指導しなければならない場合は、モチベーションを上げるなど抽象的なことを伝える際には数字や具体例を添える。
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