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「ほっともっと」の会社が2800円手作りラーメン? 米国上陸で仕掛けた“差別化”(1/5 ページ)

「ほっともっと」などを運営するプレナスは、2024年10月、新業態のラーメンブランド「KAYAVA.(カヤバ)」で米国進出した。看板メニューは店内で全て手作りした「鶏白湯ラーメン」。どんな反響があるのか……。

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 「ほっともっと」や「やよい軒」などを運営するプレナスは、2024年10月、新業態のラーメンブランド「KAYAVA.(カヤバ)」を立ち上げ、米国に進出した。監修を務めたのは、米国・ボストンで「Best of Boston 2019」を受賞したラーメン店「Tsurumen Davis(ツルメン・デービス)」を運営する大西益央氏だ。


ツルメン・デービスを運営する大西氏が監修した「鶏白湯ラーメン」(プレナス提供、以下同)

 コンセプトは「一度食べると忘れられない、くせになるラーメン」で、麺もスープも具材も全て店内で手作りする。看板メニューは「鶏白湯ラーメン」(18ドル、約2800円)だ。

 2024年10月にシアトルのフリーモントに1号店を開業し、ちょうど1年が経過したばかり。2025年7月には、東京・茅場町に「KAYAVA.総本店」を開業し、ほぼ同時に、シアトルのベルタウンに米国2号店をソフトオープン(夜間のみ)した。


1号店は富裕層が多く住むシアトルのフリーモントに開業

 ラーメンの海外展開といえば、吉野家ホールディングスも注力する領域だ。有名店の「せたが屋」や「キラメキノトリ」などの運営会社を買収してブランドを広げており、子会社の「ウィズリンク」(広島市)は、とんこつ鶏ガラ醤油の「ばり馬」ブランドで2024年10月に欧州市場に初進出した。同ブランドは、海外で全24店舗を展開している(2025年11月初旬時点、ばり馬の公式Webサイト参照)。

 麺業態に参入したプレナスは、どんな戦略で差別化を図ろうとしているのか。米国1号店は、どんな状況なのか。専務執行役員 外食営業グループ管掌 兼 海外事業本部長の三好寛行氏に聞いた。

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