ハンバーガー店の倒産が増えている。東京商工リサーチによると、2025年のハンバーガー店の倒産は8件で、最多だった2014年(6件)を上回り、過去最多を記録した。倒産した8件のうち、6件が従業員5人未満の小規模店だった。
ハンバーガーは、2010年頃まで100円で食べられる店もあるなど、デフレ時代を象徴する存在だった。その後はシンプルで値ごろ感のあるハンバーガーと、高級ハンバーガーも登場し、二極化が加速している。
最近では、人件費や食材の価格高騰で製造コストも高まり、販売価格も上昇。2000円を超える高級店の登場などで“ハンバーガーのインフレ”も進んでいる。
ブランド力や商品力の高いハンバーガー店は、値上げでも集客が落ち込まず、大手チェーン店もコスト管理と大量製造の強みを生かして価格競争力を維持している。「一方、顧客争奪戦に敗れた小規模ハンバーガー店の“息切れ倒産”が目立つ」(東京商工リサーチ)という。
価格上昇を避けられないなか、消費者の財布のひもは固いまま。「中小・零細のハンバーガー店の苦境は、当面続きそうだ」(同社)
調査は、2009〜25年10月までのハンバーガー店の倒産を集計、分析した。
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