2015年7月27日以前の記事
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サブウェイが絶好調のワタミ “10年連続の賃上げ”に向けた戦略とは?長浜淳之介のトレンドアンテナ(3/4 ページ)

昨年サブウェイを買収したワタミが好調だ。宅食でも新メニューを投入するなど、積極的な動きを見せている。賃上げにも前向きだが、その秘策とは……?

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サブウェイ以外も好調

 サブウェイ以外の外食事業も堅調だ。期間内のすべての月で、主要業態の既存店の売り上げが前年を上回っている。


新橋ガード下のミライザカと鳥メロ

 居酒屋では、他チェーンの店舗数減少により、「三代目鳥メロ」や「ミライザカ」へ宴会需要が集中し、業績を押し上げた。三代目鳥メロでは主力商品「清流若どり もも一本焼き」の価格を100円引きの878円へと値下げ。味の向上とリーズナブルな価格の両立が評価されている。

 焼肉業態では、リーズナブルな価格設定や特急レーンによる食事の提供といったエンタメ性が支持されている。「焼肉の和民」では、主力の「ワタミカルビ」を10月30日から657円から547円へと値下げし、より手頃な価格を追求したことも好評だ。


焼肉の和民、国分寺店(筆者撮影)

 これらの居酒屋や焼肉では出店をあえて抑えつつ、メーカー品の使用を極力減らして手作りへ切り替え、品質向上に注力している。その結果、サービスレベルが向上し、初めて“外食全店クレームゼロ”の週も出たほどだ。これが人気の下支えとなっている。

 アメリカンレストラン「TGIフライデーズ」は、出店候補地の確保が課題だったが、8月8日に既存店の半分規模となる小型店を横浜市内にオープン。8〜9月の累計の売り上げは予算比135%で、この成功を受けてフランチャイズ(FC)募集も開始するほどの好調ぶりだ。


TGI FRIDAYSの初の小型店、神奈川芸術劇場店(筆者撮影)

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