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都内に進出「トライアルGO」は「まいばすけっと」の牙城を崩せるのか 実店舗を訪問して分かった「強み」(2/4 ページ)

トライアルHDが11月、トライアルGOの都内1号店を出店した。首都圏には同様な業態として「まいばすけっと」が先行するが、どう戦っていくのか

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都内1号店に行ってみると……

 トライアルGOの西荻窪駅北店は生鮮3品も含め、総菜や弁当類、飲料、日用品などを販売する。一般的な食品スーパーの商品構成である。立地は駅北口から徒歩2分の場所で、大通りから外れた住宅街の一角にある。

 商品の中でも安い弁当類が特徴的で「ロースかつ重」を343円、「白いたっぷりたまごサンド」を199円で販売している。いずれもサイズが小さいわけではない、普通のサイズだ。

 飲料もコンビニに比べると安価で、NB(ナショナルブランド)のペットボトル類は100円台前半で販売、ノンブランドの烏龍茶は73円で販売していた。飲み物と弁当を合わせても500円以下に抑えられる安さは、コンビニに対する強みとなりそうだ。生鮮3品に関しては、一般的なスーパーと同じ価格帯で、特段に安いわけではない。NBの加工食品も同様である。

 こうした「弁当・飲料がコンビニより安く、生鮮はスーパー並み」という特徴は、まいばすけっとと同じだ。まいばすけっとは弁当類を概ね600円以下で販売しており、コンビニのように利用する客も訪れることから、「コンビニキラー」と呼ばれている。

 また、イオンのPB(プライベートブランド)である「トップバリュ」商品が充実している。トライアルGOの加工食品はNBが中心であり、加工食品の価格ではまいばすけっとに軍配が上がる。

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