ブルーカラーとて“安泰”ではない AI時代に最もリスクヘッジが利く「2軸スキル」とは?:石角友愛のキャリアコンパス(2/4 ページ)
DXでは、省人化・自動化を図る目的でAIによる業務代替が進行し、特にホワイトカラー領域で顕著です。ホワイトカラーへの雇用リスクが増大する中、人間だからこそできる、体を使った「ブルーカラーワーク」が再評価されています。
AIが怖いと感じるのは自然なこと
AIの進化に戸惑いや不安を覚えるのは、決して特別なことではありません。むしろ、人間が急激な変化に対して起こす正常な心理反応といえます。人間は自分ではコントロールできない出来事に直面すると、本能的に警戒心が高まり、不安やストレスを感じやすくなるのです。
大切なのは、「何を不安に感じているのか」を言語化し、コントロールできる領域を見極めて行動することです。そのプロセスを経ることで、これから必要となるリスキリングの方向性や、ブルーカラーワークシフトも含む、取るべきキャリア戦略が明らかになっていきます。
(1)不安の正体を言語化する
「AIが怖い」という漠然とした感情表現のままでは、対応行動につなげられません。実際には業務がなくなる不安、評価基準が変更する不安、変化のスピードについていけない不安など、要因は人によってさまざまです。まずは、何に不安を感じているのか言葉にしてみましょう。
(2)自分でコントロールできる部分を明確にする
AIの進歩自体は止められませんが、個人が選択できる領域は多くあります。スキルを学び直す、得意分野を広げる、現場仕事へ参加してみる──こうした行動はすべて、自分でコントロールできる領域です。
(3)AIを使ってみる
AIを拒絶するのではなく、AIを積極的に使っていきましょう。議事録の要約やメールの下書き、企画書のたたき台など、日常の小さな作業からAIを使ってみて、AIの良いところ・悪いところを実感してみてはいかがでしょうか。リスキリングやキャリア戦略のヒントが見えてくるかもしれません。
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