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あなたのプロンプトは大丈夫? 生成AIへの指示が“下手”な人が今すぐ確認すべき4つのポイント(2/4 ページ)
生成AIの技術が発展する一方で、プロンプトをうまく活用できない人も多いのでは? 本記事では、生成AIへの指示が“下手”な人が今すぐ確認すべき4つのポイントを紹介します。
では、どんな指示を出せば良い? (1)フェーズに分ける
生成AIを有効に活用するためには、提案書の作成プロセスをいくつかのフェーズに分けて指示を出すことが有効です。
例えば、「情報収集」「骨子作成」「デザイン案提案」「文章推敲(すいこう)」などのフェーズに分け、「情報収集フェーズで生成AIが競合情報を要約」「骨子作成フェーズで生成AIが構成のテンプレートを提案」「文章推敲フェーズで生成AIが誤字脱字や読みやすさをチェックする」といった形で、部分的に導入してみるのが最初はおすすめです。
提案書を作成する時の業務フローと、それぞれのフローで生成AIがどう支援してくれるのかを対応させた図を示します。
業務フローが分からないよ! という方は、「○○の業務フローを教えて」と生成AIに聞くことから始めてみてください。業務フローを丁寧に分解して解説してくれますので、分解された業務に取り組みやすくなるでしょう。
実際に業務フローを分解して生成AIを使用してみると、「ここも生成AIを使ってみようかな」「ここは生成AIには向いていないな」といった勘所もつきやすくなります。
(2)対話を繰り返し、社内実情に即した案を得る方法
生成AIとの対話は1回限りで終わらせないことが能力を引き出す秘訣です。特にビジネス文書や社内規程の改訂案などは、複数のステークホルダーの視点が絡み合う複雑な場合が多いため、最初の回答で「まさにこれだ!」という完成形が返ってくることはまずありません。
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