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あなたのプロンプトは大丈夫? 生成AIへの指示が“下手”な人が今すぐ確認すべき4つのポイント(1/4 ページ)
生成AIの技術が発展する一方で、プロンプトをうまく活用できない人も多いのでは? 本記事では、生成AIへの指示が“下手”な人が今すぐ確認すべき4つのポイントを紹介します。
この記事は、『面倒な仕事が一瞬で片付く 生成AIタスク爆速大全』(宮崎学著、かんき出版)に掲載された内容に、かんき出版による加筆と、ITmedia ビジネスオンラインによる編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。
日進月歩の進化を遂げる生成AIですが、実際の業務にはまだあまり活用できていないという人も多いのでは?
そこで、電通勤務や海外でのベンチャーキャピタリストなどを経て、現在はDXコンサルティング事業を展開する宮崎学氏に、生成AIの能力を最大限に引き出して業務に活用するコツについて解説してもらいます。
いきなり「顧客向け提案書を作成してください」ではムリ
本稿では、実際の業務に生成AIを組み込みやすくするためのアプローチについて紹介します。
ある企業の営業部門で「顧客向け提案書を効率的に作りたい」という課題があったとします。営業担当者が顧客情報を整理し、社内デザイナーにレイアウトを依頼し、上司が内容をチェックして……という流れが通常は存在しており、一つの提案書を完成させるのに数日〜1週間ほどかかることも珍しくありません。
ここに生成AIを導入する場合、「丸ごと全部、一気に生成AIに作らせたい!」と思うのが人間の欲です。
しかしながら、「顧客向け提案書を作成してください」という指示は、雑だといえます。
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