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専有9平方メートル、家賃6万円 東京で「極小アパート」が埋まる理由(3/3 ページ)
東京都で家賃上昇が続くなか、通勤利便性と家賃の安さを両立できる「極小」アパートが若者に広がっている。
「生活水準を落としながら暮らす」
借り上げ住宅や住宅補助支援制度を用意している企業は決して多くない。東京一極集中の傾向は変わらず、進学や就職で上京する単身者向けの物件不足は慢性的で、貸し手にとって家賃を引き上げやすい環境にある。
「LIFULL HOME’S総研」チーフアナリストの中山登志朗さんは、都心の厳しい住宅事情を踏まえ「若者の間では今後も、狭い物件や古いアパートを借りるなど、生活水準をやや落としながら暮らすスタイルが広がる可能性は高い」と話している。(植木裕香子)
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