ドンキ「ワケあり品」売る新業態、熊谷に1号店 仕入れ力生かす
ドン・キホーテは12月16日、新業態「Re:Price」(リプライス)の1号店を埼玉県熊谷市にオープンした。
ドン・キホーテを運営するPPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)は12月16日、新業態「Re:Price(リプライス)熊谷ニットーモール店」(埼玉県熊谷市)をオープンした。主に美容・健康・タイパに関連するアウトレット商品を扱い、ターゲット層は30〜50代女性とする。
Re:Priceでは約2000〜3000点の商品を展開する。シーズンオフ品や切替商品、メーカーの余剰在庫、パッケージの破損・旧デザインといった訳あり品などを低価格で販売するのが特徴だ。同店はドンキがプロデュースする実験的な新業態店舗の1号店となる。
店内は「美容」「健康」「タイパ」の3つのカテゴリーで構成し、コスメ・スキンケア関連商品が全体の約4割を占める。その他、食品や日用雑貨、理美容、衣料品などを展開する。中でも基礎化粧品は売り場面積を広く確保したという。
新業態店舗の名称は、一般に「アウトレット品」「オフプライス」と表現される特価商品群を「“価格を再発見”してもらう」という意味を込めて「Re:Price」にしたという。同社が持つ店舗ネットワークや仕入れ力を生かし、メーカーやブランドの余剰在庫、シーズン切替品などをまとめて調達することで安く販売する。
店舗は、熊谷駅から徒歩3分の大型商業施設「ニットーモール」の1階に出店する。熊谷市は埼玉県北部に位置する人口約20万人の都市で、最寄りのJR・秩父鉄道「熊谷駅」は1日の乗降客数が合計で約6万人に上るという。
ニットモールは1000台分の駐車場を備え、電車と車の双方で利用しやすい施設だそうだ。ドンキは「主要ターゲットとする30〜50代女性も多く利用されており、同店の1号店としては最適な立地だと考えている」とした。
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