「ワークマンの防水防寒ウェア」売上前年比112%、プロ向けがなぜ広がった?:プロダクトInsights
ワークマンは、プロ向けに開発した防水防寒ウェアの好調を背景に、防水防寒カテゴリー全体の売上が前年比112%で推移していると発表した。
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日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
ワークマンは12月16日、防水防寒カテゴリー全体の売り上げが前年比112%で推移していると発表した。プロ向けに開発した防水防寒ウェアの売れ行きが好調だという。
同社の防水防寒ウェアは、防水性と防寒性を兼ね備え、極寒地でも快適に作業できるよう開発された。少ない光でも視認性を確保できる「再帰反射」機能を備え、夜間作業が増える冬場の安全性向上に役立つという。2025年は、冬本番を迎える前からプロ顧客の需要が高く、足元でも好調に推移している。
ワークマンは「このプロ仕様の防水防寒ウェアは、現在、その高い安全性と防寒性能から、作業服以外の市場でも注目されている。特に、長時間の夜間走行や冬の寒さ対策が必須となるバイクユーザーの間で人気が拡大しており、バイクウェアや冬のアウトドアウェアとしても広く活用されている。プロの現場でつちかわれた機能性が、カジュアルやバイクといった新たな分野で高い評価を得た結果、防水防寒ウェアの市場は大きく伸長している」とコメントした。
ワークマンの冬物商品では、スイッチひとつで暖まる「ヒーターウエア」シリーズの累計販売数が60万点に達したと、12月10日に発表した。
ヒーターウエアシリーズは、電熱ヒーターを内蔵し、スイッチ操作で素早く暖かさを得られる防寒アイテムとして、2019年秋冬に発売した。別売りのバッテリー(4900円)を接続するとウエア内部の電熱線が発熱する仕組みで、「着るコタツ」とも呼ばれている。口コミやメディアでの紹介をきっかけに人気が広がり、ヒット商品となった。
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