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ニトリの「横向き寝が楽なまくら」327万個を突破 “いまなお”売れ続ける理由販売数が伸びたきっかけ(2/5 ページ)

ニトリが手掛ける「横向き寝が楽なまくら」シリーズが、累計販売数約327万個を突破した。販売数が伸び始めたきっかけや、同社が考えるシリーズ好調の理由を担当者に聞いた。

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日本人は「横向き寝」の人が多い

 ニトリでは、まくらをはじめとする多くの寝具・睡眠グッズを手掛けている。そんな中、「横向き寝」に着目したまくらを開発した理由は、日本人に多い寝姿勢の傾向にあった。

 まくらなどを販売している「まくら社」の調査リポート「まくら白書2025」によると、消費者の半数以上に当たる53.8%が主な寝姿勢として「横向き」を挙げており、女性については、その割合が58.3%に上っている。


消費者の主な寝姿勢(出典:まくら社「まくら白書2025」プレスリリース)

 「この傾向は2025年以前より続いており、ニトリでも日本人の好みの寝姿勢である横向き寝に合い、寝たときに体への負担が少ないまくらの開発に着手した」(担当者)


横向き寝によって軌道が確保され、いびき対策にもなる(出典:ニトリ、以下同)

 2017年に発売したものの、直後は今ほどの売れ行きではなかったという。店舗やオンラインでの販促方法を「いびき対策」などの困りごと解決に変えたことで、ターゲット層がより明確になり、販売数が伸びていった。

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